タイヤとは
車輪(ホイール)の外周にはめ込む主にゴム製の部品で、衝撃の緩和や走行安定性向上などを目的としています。タイヤには様々な種類やサイズがあり、車種ごとに適正な種類・サイズが指定されています。
自動車用では通常、空気などの気体を内部に充てんして使用します。空気圧は車種ごとに指定されており、定期的な点検・調整が必要です。
また、走行によってトレッド面(路面に接する部分)が摩耗するため、残溝の深さが最も摩擦した部分で1.6mm以上ない場合は交換が必要です。
さらに、釘などによってパンクした場合は、車載用パンク修理キットやスペアタイヤで応急修理を行うか、タイヤ交換で修理します。最近は空気が抜けてもしばらく走行できるランフラットタイヤを採用する車もあります。
チェックポイント
- タイヤの空気圧を点検し、指定数値に調整
- トレッド面の残溝、状態(異物が刺さっていないかなど)
- サイドウォールの亀裂、損傷など
- スペアタイヤが搭載されている場合は、その空気圧や状態
タイヤに異常が発生したら・・・
空気圧が既定値よりも低すぎると操縦安定性や燃費が悪化するほか、バースト(破裂)やパンクの原因となります。また、トレッド面の摩耗が進むと、特に雨天時には操縦安定性が低下し、ブレーキが効かない、横滑りするなどの問題が生じます。残溝が基準に満たない状態では車検が通りません。車種にあった種類・サイズのタイヤが付いていない場合や、タイヤ外観に損傷がある場合は、速やかにタイヤを交換しましょう。