ムーヴキャンバス/Move Canvas｜ダイハツ・モデルヒストリー詳細

デザイン性と機能性を両立した新感覚のスタイルワゴンとして誕生したムーヴ・キャンパス。2022年にフルモデルチェンジが実施され、初代の可愛らしさを継承しながら、すっきりと洗練させた“新キャンバス”「ストライプス」と、上質で落ち着いた世界観の「セオリー」の2種類が設定されました。
「ストライプス」のエクステリアは全体的に丸みを帯びたデザイン。インテリアはホワイトを基調としたインパネを採用し、シンプルですっきりとした明るいインテリアで、自分の部屋のように寛げるプライベート空間を演出しています。
一方の「セオリー」は、エクステリアをシックなカラーとし、さりげなくアクセントとして輝くメッキ加飾で上質さを表現。インテリアは深みのあるブラウンとネイビーを組み合わせ、落ち着いた室内空間を実現しています。また、本革巻のステアリングホイールやシフトノブの採用で、「セオリー」ならではの上品さを演出。どちらのモデルにも新開発のフルファブリックシートを搭載し、ソファのような座り心地の良さを実現しています。
そして今回のムーヴ・キャンパスでは、メーカーオプションとディーラーオプションを組み合わせることで新たな世界観を実現することも可能です。ホワイトやメッキをアクセントとした外装パーツとライトウッド調の明るい内装パーツを使った「リラックススタイル（ストライプス専用）」、ダークブラウンやさりげないメッキ調の内装パーツを使った「エレガントスタイル（セオリー専用）」、そして、ブラックを基調とした外装パーツとダークブラウンの内装パーツを使った「ビタースタイル（セオリー専用）」をチョイスすることができます。
多くの女性ユーザーに支持されてきたムーブ・キャンパスならではの便利機能もさらに充実しました。従来から好評だった「置きラクボックス（Gターボ、Gに標準装備）」は片手でセッティングできるよう改良された他、両側パワースライドドアは荷物で両手が塞がった状態でもドアを開け閉めできる「ウェルカムオープン機能（Gターボ、Gに標準装備）」を採用するなど、きめ細かい配慮が行き届いた装備となっています。他にもシートバックユーティリティフックや、保温機能付きカップホルダー「ホッとカップホルダー（Gターボ、Gに標準装備）」や運転席／助手席シートヒーター等も用意されています。
また、音声認識機能が追加された9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ（メーカーオプション）はApple CarPlayへのワイヤレス接続にも対応。USB端子に加えHDMI端子も備えており、停車時にはスマートフォンの動画を車内ディスプレイで楽しむことも可能です。さらに、スマートフォンのワイヤレス充電機能（ディスプレイオーディオとセットでメーカーオプション）も装備される等、より先進的なデジタル対応を実現しています。
搭載されるエンジンは従来のNAに加え、今回からターボエンジンも追加されました。エンジン制御が改良され、ボディとシャシーで約50kg軽量化したことで、WLTCモードで22.9km／L（2WD／CVT／NAエンジン搭載グレード）の燃費を実現。操縦安定性もさらに向上しています。
予防安全機能「スマートアシスト（一部メーカーオプション）」もさらに進化。衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能を夜間歩行者検知と追従二輪車検知に対応させ、検知距離や対応速度も向上しています。また、万が一の踏み間違い時に急発進を抑制するブレーキ制御付誤発進抑制機能も搭載されました。
ラインアップは、時代に合わせ進化した「ストライプスX」「ストライプスG」「ストライプスGターボ」と、大人の価値観・持論を表現できるクルマというテーマの「セオリーX」「セオリーG」「セオリーGターボ」を設定。カラーバリエーションは、「ストライプス」にはアプリコットピンクメタリックとシトラスイエロークリスタルシャインの２色を追加した、全8色をラインナップ。フレッシュなカラーやトレンドを意識した多彩な2トーンカラーが特徴です。「セオリー」は、モノトーンを基調とした全7色がラインナップされています。

シンプルでおおらかな面構成による丸みのあるシルエットでナチュラル感を表現し、水平基調のロングキャビンでのびやかさを演出したムーヴキャンバス。先進感とともに高い視認性を実現するBi‐Angle LEDヘッドランプに、指輪をイメージしたリングと3粒のクリアランスランプを加えた愛らしいデザインを備えています。インテリアはナチュラルで居心地の良い空間を演出し、センターメーターの採用で運転席周りをすっきりさせ、見晴らしの良さを実現。ドライバーの視線移動が少なく、視認性に優れた自発光式大型センターメーターを採用しています。また、クラス初となる両側スライドドアの採用で使い勝手のよいパッケージングを備えるとともに、国産車初となる後席シート下収納「置きラクボックス」など、幅広い世代の使いやすさを考えた新しいアイデア装備が盛り込まれています。搭載されるエンジンは水冷直列3気筒12バルブで、トランスミッションはCVT。「樹脂化ボディ」「高着火スパークプラグ」「低フリクションエンジンオイル」「CVT制御の最適化」など、ダイハツ独自の「e：Sテクノロジー」を採用し、2WD車で28.6km/L（JC08モード走行燃費）、4WD車は27.4km/L（JC08モード走行燃費）の優れた低燃費性能を実現しています。ボディカラーは、ストライプスカラー8色とモノトーンカラー9色の全17色が用意されています。2017年9月の一部改良では、ステレオカメラを用いて歩行者にも緊急ブレーキ対応する衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を採用。翌年9月にはグレード体系が変更され、全グレードに衝突回避支援システム「スマートアシストIII」が標準装備されています。さらに2019年4月には「リミテッドシリーズ」に特別仕様車「ホワイトアクセントリミテッドSA III」「ブラックアクセントリミテッドSA III」が追加設定。フロントグリルやフォグランプリング、バンパーモール/サイドモール、ドアミラー、ホイールキャップなどをパールホワイトもしくはブラックのパーツをそなえ、ボディにパールホワイトもしくはブラックのピンストライプをあしらうことで、より印象的なエクステリアとしています。

2020年12月には、インテリアやエクステリアに施したアクセントカラーが好評の「Gメイクアップリミテッド SA III」、「Gブラックインテリアリミテッド SA III」をベースにウォームパックを標準装備するなど、4つの特別仕様車「GメイクアップVS SA III」、「GブラックインテリアVS SA III」、「GホワイトアクセントVS SA III」、「GブラックアクセントVS SA III」を設定。また、「GブラックインテリアVS SA III」、「GブラックアクセントVS SA III」には本革シフトノブが採用されています。