週末のロングドライブも楽しめるモデルを選ぶなら・・・
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【走行距離/タイヤ】をチェック!
走行距離
軽自動車のエンジンは排気量660ccですが、さらに大きなエンジンを搭載した小型車・普通車は、比較的パワーにゆとりがあるため、街なかだけでなく隣の町まで移動したり、高速道路に乗ったり、といった使い方が増えてきます。中古車として販売されているこれらの車両を見ると、走行距離が多めであることも考えられますが、定期的なメンテナンスが施されてさえいれば、走行距離はそれほど大きな問題にはなりません。定期点検をしっかり行い、オイル管理が適切に行われてきた車両をできるだけ選ぶようにしましょう。ただし走行距離が10万キロを超えるような車両になると、通常の定期点検だけでは対応できない劣化が起きている可能性があるため、販売店に相談しましょう。
タイヤ
走行距離に応じて摩耗が進んでタイヤの溝が浅くなることで、本来の性能(グリップ性能、水はけ性能)が発揮できなくなります。また経年劣化によって硬化やヒビ割れなども発生します。前オーナーの乗り方によっては、タイヤサイドに傷が付いている場合もあるでしょう。溝の深さを判別する「スリップサイン」のチェックは忘れずに行っておきたいところです。スリップサインが出ている場合や、タイヤの内側と外側で摩耗の程度が著しく異なる「偏摩耗」と呼ばれる状態になっている場合は、新品に交換するのが基本です。さらに、タイヤサイドに記述されたタイヤの製造年月を確認しましょう。たとえば「2417」という数字が書かれていた場合、そのタイヤは2017年の第24週(6月頃)に製造されたものであることが分かります。タイヤの寿命は、使用頻度や使用環境にもよりますが、長くても5年程度が限界、と心得ておきましょう。
ブレーキ
フロントホイールに搭載されているディスクブレーキは、ホイールといっしょに回転するブレーキローターを、ブレーキパッドと呼ばれる摩擦材で挟み込んで制動します。ブレーキパッドは使用していくうちに摩耗する消耗品です。ある程度まで摩耗が進むと、ブレーキパッドに装着された金属(パッドウェアインジケーター)がブレーキローターに接触し、「きーっ」という音が鳴る仕組みになっています。この音が鳴ったら、速やかにブレーキパッドを交換しなければなりません。また、ブレーキローター自体も少しずつ摩耗します。距離がかなり伸びている車両の場合は、ブレーキパッドと同様、ブレーキローターの摩耗も確認しておきたいところです。とはいえ、ブレーキパッドの残量を目視で確認するのは一般の人には難しいかも知れません。また車種によってはリヤ側にはドラムブレーキが採用されているものもあり、こちらも目視での確認は困難です。過去の整備記録から、ブレーキ点検を最後に行ったのはいつなのか等を確認しましょう。
カーナビ
ロングドライブで土地勘のない場所を走るケースもある、ということを想定すると、カーナビが装備されているとより安心です。中古車の場合、カーナビ内蔵の地図データが古くなっていることがありますので、車両購入後に地図更新を行う必要があるかも知れません。販売店に相談してみましょう。
ETC
有料道路を利用する上で、いまやETCは欠かせない装備品と言えるでしょう。ETC車載器が装備されているかを確認しておきましょう。ETC車載器はダッシュボードに後付けされているか、もしくはグローブボックス内などに設置されているのでチェックしましょう。インパネに埋め込むビルトインタイプもあります。