ダイハツ中古車購入アドバイス モデル別チェックポイント スポーティタイプ

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【メンテナンス履歴/修復歴】をチェック! 【メンテナンス履歴/修復歴】をチェック!

メンテナンス履歴

定期交換が必要な消耗部品の種類と交換サイクルは取扱説明書のサービスデータに、これまでに受けてきたメンテナンスの履歴は点検記録簿(定期点検整備記録簿)に記されています。この2つを見比べることで、そのクルマが適切な整備を受けてきたかがわかります。中古車の中には点検記録簿が残っていない、記入に漏れがあるといったことがあります。点検記録簿がないとこれまでどのような点検や整備を受けてきたのか確認できないばかりか、そのクルマを手放す際の査定価格にも影響します。出来る限り点検記録簿がきちんと保管されているクルマを選ぶか、ない場合はその理由を販売店に聞くようにしましょう。

メンテナンス履歴

修復歴

修復歴がある車両とは、過去に骨格(フレーム)部位等の交換、あるいは修復したことがある車両のことです。修復をしているため一見するときれいな状態ですが、車両の基本性能に問題がある可能性もあるため、修復歴のないクルマよりも割安になっています。自動車公正取引協議会では、修復歴の有無の表示を販売店に義務付けています。購入時には必ず修復歴を確認するようにしましょう。

修復歴

タイヤ

中古車が履いているタイヤを使い続ける場合、製造年月日、溝の残り、ヒビ、変形を確認しましょう。タイヤは使っていなくても劣化していくため、未使用でも使用期限が切れていれば交換が必要になります。タイヤの製造年月日はタイヤ側面に4桁の数字で何週の何年(西暦の下2ケタ)で書かれています。使用開始から5年、製造から10年での交換が推奨されています。タイヤは摩耗が進むと溝がだんだん浅くなり、タイヤサイドに記された△印の辺りに「スリップサイン」が現れるようになっています。スリップサインが出ていたら、タイヤの交換時期です。
また、タイヤの内側と外側で減り方が違う場合もあり、この場合も交換しておくと安心です。さらに、側面や溝などにヒビはないか、ヒビの量や深さはどのくらいかを確認しましょう。ヒビが少なく浅ければそのまま使えないこともありませんが、タイヤのヒビはないに越したことはありません。タイヤは早めに交換することを意識しましょう。

タイヤ

ホイール

ホイールの傷は縁石などの段差でこすってできることが主な原因です。ホイールに傷がない中古車は、以前の所有者が丁寧な運転をしていた可能性が高いといえます。大切にされてきたクルマであればメンテナンスが行き届いている可能性も高いと言えるでしょう。それに対してホイールが傷だらけのクルマは、以前の所有者の運転技術が未熟であったり、乱暴な運転をしてきた結果と考えられます。ホイール以外にも車両のどこかをぶつけていることを疑ったほうが良いかも知れません。
またホイールをぶつけた際に、ホイールを支える車軸まで変形させている可能性もゼロではありませんので、販売店スタッフとともに確認してみましょう。またホイールがアフターマーケット(後付け)製品に交換されている場合、取り外した純正ホイールも車両に付属するのかどうかを必ず確認しましょう。

ホイール

ブレーキ

どれだけエンジンの調子がよくても、しっかり止まることのできないクルマは非常に危険です。軽自動車のブレーキの多くは、フロントがベンチレーテッドディスク(ディスクブレーキ)、リアがリーディング・トレーリング(ドラムブレーキ)という組み合わせになっています。まずは目視で、ディスクブレーキの場合ではブレーキパッドとブレーキローターの摩耗を確認します。ちなみに走行していない車両の場合、ディスクローターの表面にオレンジ色のサビが出ますが、これは走行するとすぐに取れるので大きな問題ではありません。
ドラムブレーキもブレーキシューの摩耗を確認したいところですが、そのままでは目視確認はできません。適切なサイクルで点検・整備が行われているかどうか、その履歴を把握することが大切です。ブレーキを作動させる「ブレーキフルード」も消耗品となっていて、適切なサイクル(初回3年、以降2年毎)で交換されているかを確認しましょう。
もしも車両の試乗ができる場合は、ブレーキの効き具合、ブレーキをかけた際に鳴きや振動がないか等を確認してみましょう。またパーキングブレーキについても、ブレーキをかけた状態でシフトをDに入れ、前進せずしっかりブレーキが効いていることを確認してみてください。

ブレーキ

ペダル

アクセルペダルとブレーキペダルは、表面がすべりにくくなっており、ペダル操作の回数に比例して少しずつすり減っていきます。特にストップアンドゴーを繰り返す街乗りをメインで使っていた車両はペダルを踏み替える機会が多く、走行距離が短くてもペダルが摩耗していることがあります。ペダル表面を見ると、以前のオーナーがどのような乗り方をしていたかがおおよそ推察できるのです。
また、ポジション調整やドレスアップのためにアフターマーケット(後付け)のペダルカバーを装着している車両があります。アフターマーケット(後付け)には様々な種類のペダルカバーが出回っていますが、車両購入時には純正のペダルに戻すことができるかどうかをしっかり確認しましょう。

ペダル

アフターマーケット(後付け)の各種パーツについて

中古車の場合、外装ドレスアップパーツなど、前オーナーの好みでパーツが交換された車両も販売されています。こうしたアフターパーツは、品質、耐久性、安全性をメーカーが保証する「ダイハツオリジナルアクセサリー」と、それ以外のアフターマーケット(後付け)で市販されるパーツの2種類があります。アフターマーケット(後付け)で出回っているパーツの中には、装着すると車検に通らないものも存在します。見た目が好みのカスタムが施されている車両でも、どのようなアフターパーツが使われているのかを販売店スタッフとともにしっかり確認しましょう。